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鮮やかな発色。絵本の世界観をそのまま表現できて大満足。

白佐木さんピクチャ1

このたび「フォト本」を体験していただいたのは「ミカンせいじん」や「シャキーン!」などで、子供たちに大人気のキャラクターデザインを手掛ける イラストレーターの白佐木 和馬さん。
フォト本を通じて、新キャラクター「おうちくん」を主人公にした絵本「おうちくんのかずえほん」を描き下ろしていただきました。

「仕事では書籍や雑誌、冊子、パンフレットなどの出版・制作に携わる機会が多いですが、このような形で個人的に一冊の絵本を作ったのは初めて。できあがるまでは正直、ドキドキしていたんですよ。
とくに心配したのは発色。全ページにわたる色づかいはこの絵本の見せ所でもありましたから、きれいに色が再現できるかがキーポイントでした。ベタ塗りの部分が擦れたりしないか”とか、発色の難しい色も使っているので“色のトーンが崩れたりしないか”と心配していました。
でも、実際に刷り上がってきたものは、出版物にひけをとらない仕上がり。書籍でさえ色を出すのが難しい赤色もしっかり鮮やかに出していただけました。
また、『おうちくんのかずえほん』では、各ページのスペースを目いっぱい使いたかったので、編集の際には実際の仕上がり線よりも2~3mmはみ出すようイラストを配置(塗り足し)。
ズレたりしないか不安でしたが、編集エディタで確認したとおりのレイアウトが反映されたのでほっとしました。描いていた世界観がそのまま表現できたと大満足。
キタムラさんが培ってこられた信頼の高い写真の印刷技術があるからこそ、このような仕上がりが実現できるのでしょうね」

1冊の本にまとめてみると想像力が掻き立てられますね。

白佐木さんピクチャ2

「おうちくんのかずえほん」は、ページを重ねるごとに主人公のキャラクター「おうちくん」が1人、また1人と増えていき、住まいから町へと変化していくほのぼのとしたストーリー。
「おうちくん」を数えるうちに無理なく数字の概念を学ぶことができる「数」に興味を持ち始めたお子様にぴったりの絵本です。

「おうちくんは2~3年前、息子と粘土で遊んでいるときにできたキャラクター。“いつかこのキャラクターを使って作品を作りたいな”と思い、ずっと温めていました。 ですから、今回、フォト本を通じておうちくんの絵本を作ることができてとてもうれしく思っているんですよ。
おうちくんと同じように今までに描き溜めたイラストで、まだ世に出ていないものがたくさんあるのですが、このように1冊にしてみると想像力が掻き立てられますね。
“次は『おうちくんのかくれんぼ』を作ってみよう”とかね。スタンダードな絵本シリーズという形でおうちくんを生かしていきたいという想いが沸いてきました」

今回、白佐木さんがオーダーされたのは文庫版とA5版の2種類。サイズ感について感想を伺ってみると、

「もっと厚くて重めの仕上がりになると思っていたのですが、実際はコンパクトな印象。
もっとも『おうちくんのかずえほん』は3~4歳の子どもに読ませる絵本として作ったので、子どもの手にも馴染むサイズは理想どおりでしたね。マザーズバッグに入れても邪魔にならない大きさと軽さですし、ほんとうにちょうどいい。マットな紙の質感と柔らかさがとても気持ちよく、帯までついてかなり本格的。
私は絵本という形で作らせていただきましたが、お子様の好きなイラストを集めて塗り絵にしたり、思い出の写真集を作ったりと、フォト本はいろいろな使い道が考えられますから、ぜひご家族の絆を深めるツールとして活用していただきたいですね」

クリエイティブの現場でも大活躍するのでは

白佐木さんは今後、フォト本をイラストレーターの仕事の現場でも活用していきたいという。

「イラストレーターの業界では、絵本のダミーやアニメーションのイメージボードなど、サンプルを作らなければならない機会が多々あります。
現状、たとえば絵本のダミーを作るときには、プリントアウトしたイラストを1枚ずつ本のような形に貼り合わせていくのですが、それだとやはり手づくり感がぬぐえない。実際の仕上がりからはどうしてもかけ離れてしまうんですよね。さらに結構な手間と時間がかかるものでして…。
そこでフォト本を活用すれば、リアリティを出すことができます。色のイメージやディテールもちゃんと表現できますから、サンプル作りには十分なクオリティなわけで。これをプレゼンの資料として使うことで、作品に込めた思いも伝えやすいですし、説得力が生まれますね。ですからフォト本はクリエイティブの仕事をされている方たちの用途としても、積極的におすすめしていきたいです」

と、太鼓判。家族の絆を深めるツールとして、クリエイターの仕事道具として。フォト本が活躍するフィールドは果てしなく広がります。

フォト本を使いこなすためのクリエイティブTIPS ○ページを目いっぱい使って写真をレイアウトしたいとき・・・ 自分で作ったイラスト等をページ一杯のレイアウトに配置したいとき、プレビューよりも多少内側に裁断されることがあります。外側に2~3mm余裕を持って制作するとイメージ通りに仕上がります。
フォト本を使いこなすためのクリエイティブ TIPS

●ページを目いっぱい使って写真をレイアウトしたいとき・・・

自分で作ったイラスト等をページ一杯のレイアウトに配置したいとき、プレビューよりも多少内側に裁断されることがあります。外側に2~3mm余裕を持って制作するとイメージどおりに仕上がります。

※表紙は、画像加工ソフトで加工したもので作成しています。

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プロフィール

Profile

白佐木 和馬(しらさき かずま)
1966年広島県生まれ。筑波大学芸術専門額郡卒業。1990年より、キャラクターデザインCGアニメーション、イラストを中心に活動。シュール&ピースなキャラクターとポップな世界観が特徴。代表作に『ミカンせいじん』、小学館『図鑑NEO』「宇宙」、NHK『シャキーン!』などがある。

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